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スサノオノミコトの妻、クシナダヒメをお祀り 埼玉ブルース第二十四回

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スサノオノミコトの妻、クシナダヒメをお祀り 埼玉ブルース第二十四回

誰が言ったか知らないが、訪ねてみれば確かに感じる魅力のご当地をさすらう「埼玉ブルース」

毎日を忙しい日々を送る社会人や学生さんだからこそ、たまには肩の力を抜いてホッと一息吐きたいもの。
そんな皆さんのリラックスをこっそり応援するべく、いつもゆるゆるな「埼玉ブルース」がその緩さに
さらなる磨きを掛けに行って来ちゃいました。

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そんなこんなでやって来たのはJR浦和駅、ご存知埼玉県内でも最大級の住民を有する生粋の大都会。
あの『キャプテン翼』『エースをねらえ!』などの名作は、実はすべてここから生まれたと言うのも
納得の貫禄を匂わせます。

昨今流行りの擬人化をするなら、絶対に埼玉一のクール・ビューティになること請け合いだと思うのは
ここだけの話。こんな一大シティに、果たして本当にぶらつくべきゆるゆるプレイスが存在するのだろうか?

半信半疑のまま乗り込んだバスに揺られること30

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昔ながらの商店や新築のマンションが混在する路地を抜けてたどり着いたのは、
見沼氷川公園。こうした住宅街に密集する公園群にあって、一際の見どころを誇る
まさに埼玉県屈指のオアシスです。

その附近に一級河川である芝川の水筋も頂く周囲には、こんな野性味あふれる一面も。
これはオアシスと言うより、むしろジャングルに近いかも。

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折角雰囲気も出て来たところで意気揚々と歩を進めてすぐに、何やら目に付く看板を発見。
さり気に上手いこと言っちゃってる感が出てますが、サゲの上にある蝶番が

必要以上のゆるさを出しちゃってるのが微妙に惜しい。
って言うか、この謎掛けは一体ここを通る人に何をどう訴えたかったのか
でも、当初に予定していたゆるゆる不在の心配は不要そうなので、それについては大変よかったです。

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早くも緩さの加勢を受けつつ足を踏み入れてみると……いつでも誰でもウェルカムな
雰囲気で迎えてくれる公園内はかなり広くて、その奥行きが知れないほど。

縦横無尽に通わされた遊歩道は大きな隆起や坂もなく、これなら老若男女皆が歩きやすいかも。
何と言っても、この絶景がたまらずイイ! こんなさりげない木漏れ日でさえ映画の
ワン・シーンみたいに絵になります。

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よく芝生への立ち入りを禁ずる公園らしからぬ公園もあったりしますが、
特に立て看板もなかったのでフル☆スロットルなテンションで飛び込んでみました。

わー、こことかMMOのフィールドですかよ!

青空に映える一面の草原は、なんだか異国情緒すら漂っちゃってます。こんな場所があんな街中から
ほどなくの距離にあるって事実も然ることながら、こうして実在するのにも驚き。
いやあ、改めて埼玉って広いんですね!

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お近くでは、平日のまだ早い時間にも関わらずに、そこかしこでレジャー・シート
広げて楽しんでいらっしゃるご家族の姿が散見されたので、

8折角だからと言うことで、こちらも負けじとお弁当を広げてみる。

しかし、悲しいかな、そこは一人ピクニック。先程の活気に満ちた写真に比べて、
何なんだこのみじめさは

とは言え、こちらも伊達にバレンタインやクリスマスをぼっちで貫き通しちゃいないのである。
もはや長年に亘って寂しズムをこじらせ切っている孤独のプロからすれば、周囲にカップルが
居ないだけでも儲けものとしようではないか。とりあえず、目から流れた汗は拭こうじゃないか

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こんなこともあろうかと見た目だけは豪華に用意して来たバスケットの中身は、
地酒の多い埼玉県でも有数の純米酒と言われる琵琶のさざ浪と、歴史街として
お馴染みの川越を代表する小江戸ビール

独り身の切なさを癒すには、この上なく頼もしい布陣です。

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こうして悲し過ぎる一人ランチを広げたすぐ隣をご家族連れが楽しそうに
駆け抜けて行かれましたが、この青空と美しい深緑があれば、もう何もいらないどころかもはや
無心になるのみである。

それにしても、はじめて飲んだこの小江戸ビールの味わいと言ったら。
この麦芽のほろい苦味が独り身の悲哀を慰めるにはぴったりですわ。。。
もう一度目から流れた汗を拭いて、

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ひと通りいい感じに酔っ払いつつひと回りして見ると、そこにはこんな銅像がお目見え。

そうです。この像の足許にある石碑に伝わるとおりに、ここは唱歌「案山子」の発祥の地
なのでした。とは言え、こんな曲があったなんてまったくの初耳だったりはする。

もしこの旋律を聴いてみたい方がいらしたら、各種動画サイト等々でご確認頂ければと思います。
もし案山子の読み方が分からない人がいたら、そう言うお前は目の前の箱でggrks!

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そこから少し離れたところに位置して公園を望む氷川女体神社。主祭神としてスサノオノミコトの妻
であるクシナダヒメをお祀りしていることから付いた名前だそうですが、その起源からも分かるとおりに古事記
の時代に創建されたと伝わる大変に由緒正しい御社です。

このおやしろおんしゃと読んでしまったあなた、あなたはワーカホリックです。
今すぐパソコンから離れて、適度な休息をとりましょう。

それには風が感じられて緑の多い場所がいいと思います、たとえばこの
見沼氷川公園みたいなね!

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ここまで来たついでに心臓破りの大階段を昇って、その境内も拝見して来ました。まったり
ゆったりしたくて来たのに、一体何をしているんだと思いつつ引いたおみくじは、なんとまさかの大吉
こうして苦労をすれば、それだけ報われるもんですね。でも、ちょっと努力することに
疲れたら、やっぱりここへ来てのんびりなさればいいと思います。

【今回取材させて頂いた見沼氷川公園】