紙袋伝説!「ジョージを探せ!」第7回

【前回までのあらすじ】
理想の秘密基地を求めて失踪したジョージ
彼を探すためにジョセフ・ポルポル・レロレロの3人は「埼玉県内の面白いこと」を探す旅を始めた。
川越の“大正浪漫夢通り”で大正浪漫を満喫し、さらに“菓子屋横丁”で駄菓子を堪能した二人だったが、
結局ジョージを見つけることはできなかった。
本来の目的を忘れて旅を楽しむ二人の前に届いたメール。
果たして彼らの次なる目的とは?

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ポルポル「いやぁ、さすがに疲れたな……」
レロレロジョージを探し出してから私たちは休みなく旅を続けていましたからね」

ポルポル「正直ジョージのことがどうでもよくなる位は楽しくはあったんだけどな」
レロレロ「忘れてたのは貴方だけですよポルポル!!ほんと年甲斐もなくはしゃぎまわって……」

ポルポル「ふふっ、どんなときでも目の前の事を全力で楽しむ、それが俺のポリシーだ!!
レロレロ「それに関しては同意しますけど……。手綱を引く私の身にもなってほしいものです」

ポルポル「そう言うなよ、お前だって楽しかっただろ?」
レロレロ「そりゃそうですが」

ポルポル「何にせよ、今は休息のときだ!! 俺たちはとうとう帰ってきたんだぜ、秘密基地がある“大宮公園”にな!!」
レロレロジョセフは一体なんのためにここに呼び出したんですかね?」

ポルポル「それはよくわからないが、しばらく休息しようぜ、せっかく帰ってきたんだからな」
レロレロ「それもそうですね。67.8haという広大な敷地で春は日本さくら名所100選にも早変わりするという名所です。よくもまぁ、こんないい基地を見つけたものですよ!!」

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ポルポル「さて、それじゃあ」
レロレロ「それじゃあ?」

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ポルポル全力でくつろぐぜ!!
レロレロ「そんな集中線つけてまで言うことじゃないでしょう」

ポルポル(だら〜ん)
レロレロ「ああ、もう、しょうがない。私は一働きしてきますか……」

数十分後

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ポルポル「PSPもいいけど、狩りゲーが充実していることを考えるとPSVITAがほしいんだよなぁ……。いや、それ以前にジョージを探し出して、俺のシェリー(ニンテンドー3DS)を取り戻すのが先か……」

さらに数十分後

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ポルポル「うーん、新しくデッキを組んでみたはいいけどどうもしっくり来ないな。
やっぱり重いカードを入れすぎなのだろうか」
レロレロ「はぁ、はぁ、はぁ……やっと戻ってこれました……」

ポルポル「ずいぶん遅かったな。って、なんかやたら疲れてないか?」

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レロレロジョセフから新しいメールがあったので急いで戻ってきたんですよ。せっかく段ボールを調達して、
着々と秘密基地の領土を拡大しようと思っていたのに……ぶつぶつ」
ポルポル「相変わらず腹黒いな。それより、気になるのはジョセフからのメールの方だ」

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レロレロ「えーと、“お前たちの秘密基地に面白いものを送っておいた。ジョージもこれにハマっていたから、ひょっこり現れるかもな”だそうです」
ポルポル「ん? そんなもんどこにあるってんだ?」

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二人「これか!!

レロレロ「よく見たらポルポルの右上にずっと写ってるじゃないですか!!」
ポルポル「いやぁ、遊ぶのに夢中になりすぎて、わからなかったぜ」

レロレロ「遊びにも全力……って、それぐらいは気づいてください!!」
ポルポル「まあまあ。落ち着いて中身を確認しようじゃないか」

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ポルポル「こ、これは……!!」

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ポルポルミニ四駆じゃねぇか!!川越でお願いしたのがさっそく叶ったな」(第5回参照)
レロレロ「いやー、懐かしいですね。私達も子供の頃よくやりました」

ポルポル「少ない小遣いをやりくりしてパーツを買ってたんだが、どうしても600円ぐらいするローラーが買えなくてな」
レロレロ「ポルポルは無駄にマシンを買いすぎなんですよ!!」

ポルポル「当時は漫画やアニメの影響で次々新しいマシンが出てたからな、カッコいいマシンが
あるとすぐに財布が空になっちまう」
レロレロ「その点ジョージのマシンは速かったですね」

ポルポル「あいつは愛車のトライダガーをひたすら強化するスタイルだったからな。とても太刀打ちできなかったぜ」
レロレロ「メールにもありましたが、ミニ四駆でジョージをおびきだすという計画は面白そうですね

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ポルポル「うおっ、懐かしすぎてテンション上がってきちまった!!まずは何よりこの小学生にやさしい簡素な作り。
組み立てるだけで普通に走り出すことに感動したもんだぜ」
レロレロ「たしかに。最初に買ったときに電池とモーターが別売りなのを知らずに唖然としたのも、
今となってはいい思い出です」

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ポルポル「そのミニ四駆、シャーシの形状が変じゃないか?それじゃ電池しか入らないだろう」
レロレロ「どうやら、これはミニ四駆PROっていう別のシリーズみたいですね。前後に別のシャーシをつける構造みたいですよ」

ポルポル「ほう、PRO……だと……!?いい響きじゃねェか!!嫌いじゃない」
レロレロ「むしろ気に入ってませんか?従来のミニ四駆との互換性には難がありますが、本体にモーターがついてるので、電池さえあれば単品で遊べるのはうれしいですね。その分お値段も若干高いみたいですが」

ポルポル「通常のマシンが600円弱でPROが1000円。モーターが300円〜600円くらいなのを考えたら妥当な線だな」

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ポルポル「それじゃあ作るか」
レロレロ「さっきのダンボールに色々パーツが入ってますから適当に選ぶといいですよ」

ポルポル「ほぅ、ジョセフの奴ァ、太っ腹だな!!子供の頃の夢だった“豪華なマシン”を作るしかあるまい!!」
レロレロ「それが……」

ポルポル「それが?」
レロレロ「パーツは全部で1500円位に収めろって手紙に書いてありますね」

ポルポル「なんでやッ!!せっかくそこにパーツがあるってのによぉ……」
レロレロ「いや、“制約をつけないとポルポルが調子に乗って使いきるから”って書いてありますね」

ポルポル「さすがジョセフ、俺のことをよく分かっているな!!」
レロレロ「そこは感心するトコロじゃないと思うんですが……」

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ポルポル「昔は説明書なんか見なくても余裕で出来たのに、久々にやると全然わからないもんだな
レロレロ「そっちはまだいいでしょう。こっちのマシンは完全に未知の領域ですから難しいですよ」

ポルポル「なんにしても、この段々と組みあがっていく感じはやっぱり楽しいな」
レロレロ「そうですね。“作る”という行為自体がミニ四駆の醍醐味だと思います」

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ポルポル「へへっ、どーよ!? モーターをウルトラダッシュモーターにしてみたぜ!!トップクラスのスピード性能を誇るモーターで、その速度は公式大会使用禁止なほどデンジャラスでな」
レロレロデンジャラスって……」

ポルポル「それに加えてスポンジタイヤにもしてある。少しでも車体を軽くすることで直線でのスピードを追求したセッティングってわけだァ!!」
レロレロ「そんなに高級パーツを使ってしまっては、もう予算が残ってないじゃないですか?」

ポルポル「構わんさ。直線を速くできれば、それ以外はどうでもいい」
レロレロ「なるほど。その猪突猛進ぶり、まさにポルポルにふさわしいですね」

ポルポル「お前のマシンはどうなんだ?」

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レロレロ「セッティングですが、タイヤはゴムタイヤにして地面との吸い付きをよくしましたよ。ローラーも前後につけてコーナリングを重視しました。その分スピードは落ちますが、パワーでは負けないでしょう」

ポルポル「おいおい、パワーやコーナリングが何になる!?大事なのはスピードだぜ!!」
レロレロ「せいぜい吠えるといいですよ。最後に笑うのは私です

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レロレロ「せっかくなんで並べてみました」
ポルポル「こうして並べてみるとレロレロの方が大きいんだな」

レロレロ「前後にシャーシを増設する構成ですから、どうしても大きくなるんでしょうね。走行にはどう影響してくるんでしょうか?」
ポルポル「分からないが、大きいということはその分重いという事だ!! こっちのほうが有利に決まってるぜ!!」

レロレロ「そんな単純な問題ではないでしょう」

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レロレロ「ボディ完成です」
ポルポル「やっぱかっこいいな。俺のマシンは少し丸みがあるのがいいよな」

レロレロ「私のマシンはスマートにしました。こちらも味があるとは思いませんか?」
ポルポル「前に書いてある“烈”と“豪”の字がかっこいいな。個人的にはマドやフロント部分は肉抜き(ボディに穴を開けて空気抵抗をよくすること)をしたかったな」

レロレロ「みんなよくやってましたけど、効果はあったんですかね?」
ポルポル「お、おう……たぶんな……。なんとなく速くなる気はするぞ!!何よりコックピットのマドの部分に穴をあけてをつけるとかっこよくってな」

レロレロ「科学的な根拠はわかりませんが、まぁ、気分の問題ですかね」

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二人「完成だ!!

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ポルポル「スピードを極めた俺のマシンの力を見せてやるぜ」
レロレロ「ふん、私のパワーとテクニックを見せてあげますよ」

ポルポル「では、勝負といこうじゃないか!!」
レロレロ「どこで勝負するんです?どこかコースでもあるんですか?」

ポルポル「おいおい……コースならここにあるじゃないか……」
レロレロ「えっ!?私には見えませんが」

ポルポル「いいや、あるさ。コースは……」

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ポルポル大宮公園全体だ!!
レロレロ「何だってーーー!!」

走らせる場所はまさかの公園!?
彼らのミニ四駆は屋外での走行に耐えることができるのか?
そして、二人のレースの行方は?

「ミニ四駆屋外レース編」後編に続くッッ!!

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